大坂城店の入口にそっと立っているこの市松人形の名前は太郎です。
振り返らないと気付かない程さりげなく目立たないところにおります。
「太郎」は祖母のご友人の手作りのお人形です。お嬢様から「私たちには子供もいないから是非もらっていただきたい」とのお申し出により、ありがたく頂戴いたしました。
一刺し一刺し心をこめて作られた絽刺しのお衣裳は、それはそれはとても豪華で見事です。
興味のございます方はご来店の折には是非ご覧になってください。
かわいい太郎が喜びます。
2014年10月29日水曜日
2014年10月15日水曜日
美しい言葉の書
時折、お客様がこの書の前で立ち止まってご覧になっています。先日もご夫婦でご来店された方が「いい言葉だね」とおっしゃっておられました。
わたしの目にはあなたは高価で重い。
わたしはあなたを愛している。
旧約聖書イザヤ書43章4節の言葉です。
「わたし」は神様のこと。神様の目からご覧になったらすべての人間が一人一人とても高価で尊い。そして心から一人一人を愛しているとおっしゃっているのです。
この言葉を書かれた書家の先生は筆を捨てて、南の離れ小島の、―緑の丘に赤い屋根―まるで歌の歌詞のような教会で牧師をしておられます。
お弟子さん達が惜しんで、10年ほど前に先生を招いて展覧会をされた時に下さったものです。
私も大切にさせていただいています。
わたしの目にはあなたは高価で重い。
わたしはあなたを愛している。
旧約聖書イザヤ書43章4節の言葉です。
「わたし」は神様のこと。神様の目からご覧になったらすべての人間が一人一人とても高価で尊い。そして心から一人一人を愛しているとおっしゃっているのです。
この言葉を書かれた書家の先生は筆を捨てて、南の離れ小島の、―緑の丘に赤い屋根―まるで歌の歌詞のような教会で牧師をしておられます。
お弟子さん達が惜しんで、10年ほど前に先生を招いて展覧会をされた時に下さったものです。
私も大切にさせていただいています。
2014年10月14日火曜日
大阪商業大学商業史博物館 展覧会
10月15日(水)から11月29日(土)まで、大阪商業大学商業史博物館にて、『浪速慕情-菅楯彦とその世界』という展覧会が開催されます。
菅楯彦は、浪花の風俗をこよなく愛し、町絵師として市井に暮らしながら独自のスタイルを確立した明治時代の画家です。
花外楼が所蔵いたしておりますお軸も出品させていただいております。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。
詳細は大阪商業大学ホームページhttp://moch.daishodai.ac.jp/index.htmlをご覧くださいませ。
菅楯彦は、浪花の風俗をこよなく愛し、町絵師として市井に暮らしながら独自のスタイルを確立した明治時代の画家です。
花外楼が所蔵いたしておりますお軸も出品させていただいております。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。
詳細は大阪商業大学ホームページhttp://moch.daishodai.ac.jp/index.htmlをご覧くださいませ。
2014年9月22日月曜日
堂本印象
両親は堂本印象先生と親しくさせていただいたようでございます。
昭和39年に前の花外楼(現在工事中)の建物ができた時に、印象先生から直々に頂戴した作品です。座敷の床の間に掛け軸ではなくていつも飾っておける絵を欲しいとの要望に応えて制作してくださいました。先生は既に晩年になられていたのでしょうか。抽象の世界を表現したいとの思いもお持ちでしたが、一般の方々にも馴染みやすい作品にしようと制作してくださいました。とても大きな作品で額縁も立派です。大広間の床の間には、どっしりとこの作品が位置を占めていました。
この作品のファンのお客様も大勢おられました。現在、この作品は大坂城店のホールに掛けております。
昭和39年に前の花外楼(現在工事中)の建物ができた時に、印象先生から直々に頂戴した作品です。座敷の床の間に掛け軸ではなくていつも飾っておける絵を欲しいとの要望に応えて制作してくださいました。先生は既に晩年になられていたのでしょうか。抽象の世界を表現したいとの思いもお持ちでしたが、一般の方々にも馴染みやすい作品にしようと制作してくださいました。とても大きな作品で額縁も立派です。大広間の床の間には、どっしりとこの作品が位置を占めていました。
この作品のファンのお客様も大勢おられました。現在、この作品は大坂城店のホールに掛けております。
2014年9月13日土曜日
柴田家門
子供の頃、北浜の本店で住んでいました。創業から2代目の建物で、明治44年に建築され地下1階、木造3階建てでございました。その座敷の欄間にこの額がかかっていたのをよく覚えています。
作者は柴田家門(文久2年~大正8年)。内閣書記官、法制局参事官等を歴任され、貴族院を経て、殖産局総裁また文部大臣として教育界に大きな役割を果たされ、明治天皇の漢学師でもあったようです。
本学には桂太郎より木戸孝允公の伝記編纂の命を承り、今46年を経てここに一言大阪会議のいきさつを申すと書かれています。
徳光正子
2014年9月5日金曜日
素敵な贈り物
「繁」
幾代経し
苔むす松の緑かな
先日、書家 岩木星澄先生が大安の日を選んでホテルニューオータニ店出店のお祝いにと届けて下さいました。
何度も大病をされながら克服して今も元気にご活躍されています。
おめでたい書を頂戴いたしましたので、お客様にも、おめでたく繁栄していただけるようにとの願いをこめて店内に飾っています。
幾代経し
苔むす松の緑かな
先日、書家 岩木星澄先生が大安の日を選んでホテルニューオータニ店出店のお祝いにと届けて下さいました。
何度も大病をされながら克服して今も元気にご活躍されています。
おめでたい書を頂戴いたしましたので、お客様にも、おめでたく繁栄していただけるようにとの願いをこめて店内に飾っています。
2014年8月29日金曜日
歴史作家 桐野作人先生
8月4日南西日本新聞「さつま人国誌」で私共で保存していた、小松帯刀の書簡が紹介されました。斉彬の娘の帰国に同行して旅の途中の在京中に、国許の1歳年上の兄 相良治郎に宛てたもので桐野先生が詳しく説明して下さっています。
歴史舞台に派手に登場するというのではないけれど、小松帯刀には魅かれていたので、何やら親しみを覚えました。
また、桐野先生の「さつま人国誌〈幕末・明治編〉」の本も楽しく拝見させていただきました。
徳光正子
歴史舞台に派手に登場するというのではないけれど、小松帯刀には魅かれていたので、何やら親しみを覚えました。
また、桐野先生の「さつま人国誌〈幕末・明治編〉」の本も楽しく拝見させていただきました。
徳光正子
2014年8月22日金曜日
花外楼大坂城店 ご紹介
ホテルニューオータニ大阪3階に大坂城店をオープンして早や5か月が過ぎました。
北浜本店とは水路続きということもあって、ご縁に感じ、大阪人にとってもゆかりの大阪城との関わりを、大変うれしく思っております。
もともと、大阪城のあたりは荘園時代には、生玉の荘と呼ばれていて、生國魂神社も法円坂あたりにあったそうです。生玉の荘鴫森にある大阪の地に蓮如が建てた坊舎が大阪本願寺で、江戸時代には石山本願寺と呼ばれるようになったようです。その後、石山本願寺は織田信長に攻められ、焼失しました。その跡地に大阪城を築くため、豊臣秀吉が生國魂神社に頼んで現在の高津の地に移っていただいたのだそうです。そんな歴史にちなんで、店舗の個室は「生玉」「石山」そして、大阪城の別名「錦城」と名付けました。
又、メニューのネーミングには大阪城の「梅林」や「桜」から「梅小箱」「桜御膳」。
お客様から、桜の季節以外は名前が変わるのですかとご質問いただいたこともございましたが。
本店の前を流れる川は、中之島公園をはさんで向こうが「堂島川」手前が「土佐堀川」その川がひとつとなって「大川」となります。
又、大阪は夕陽の美しいところでもあります。大阪のイメージを問うと必ず「水・川」「夕陽」「大阪城」などの名前が出てきます。「陽が沈む」のは縁起が悪いとしりぞけられてきたところもございますが、むしろ日想観として尊く美しいものであります。
「夕映え」「黄昏」「大坂城」、川の名前とともにメニューのネーミングと致しました。
私たちは北浜店同様、大阪のシンボルのひとつ、凛として建つ大阪城を見渡すこの店を大切に愛し、育ててゆきたいと考えています。
徳光正子
北浜本店とは水路続きということもあって、ご縁に感じ、大阪人にとってもゆかりの大阪城との関わりを、大変うれしく思っております。
もともと、大阪城のあたりは荘園時代には、生玉の荘と呼ばれていて、生國魂神社も法円坂あたりにあったそうです。生玉の荘鴫森にある大阪の地に蓮如が建てた坊舎が大阪本願寺で、江戸時代には石山本願寺と呼ばれるようになったようです。その後、石山本願寺は織田信長に攻められ、焼失しました。その跡地に大阪城を築くため、豊臣秀吉が生國魂神社に頼んで現在の高津の地に移っていただいたのだそうです。そんな歴史にちなんで、店舗の個室は「生玉」「石山」そして、大阪城の別名「錦城」と名付けました。
又、メニューのネーミングには大阪城の「梅林」や「桜」から「梅小箱」「桜御膳」。
お客様から、桜の季節以外は名前が変わるのですかとご質問いただいたこともございましたが。
本店の前を流れる川は、中之島公園をはさんで向こうが「堂島川」手前が「土佐堀川」その川がひとつとなって「大川」となります。
又、大阪は夕陽の美しいところでもあります。大阪のイメージを問うと必ず「水・川」「夕陽」「大阪城」などの名前が出てきます。「陽が沈む」のは縁起が悪いとしりぞけられてきたところもございますが、むしろ日想観として尊く美しいものであります。
「夕映え」「黄昏」「大坂城」、川の名前とともにメニューのネーミングと致しました。
私たちは北浜店同様、大阪のシンボルのひとつ、凛として建つ大阪城を見渡すこの店を大切に愛し、育ててゆきたいと考えています。
徳光正子
2014年8月13日水曜日
近代遺跡調査報告書
2014年8月7日木曜日
閑さや岩にしみ入る蝉の声
先日、ある会合で著名な建築家、出江 寛先生にお目にかかった。
ご挨拶をするなり、「石とは何だと思いますか。」と質問された。
何と返答しようかと思っていたら、
「石とは静けさです。
-閑さや岩にしみ入る蝉の声-
岩とは石の事です。
静けさが最も失われている時代です。
静けさは人の心をいやすものです。
花外楼の建物は静けさがあればそれだけでいいのです。」とおっしゃった。
-黙ってあなたの言葉が聞こえるように-
学生時代に感動したマックス・ピカートの世界を、初めて言葉を交わす出江先生から再び聞くことのできた幸い。
そして、今のこの時機に与えられた「静けさ」という言葉との出会い。
暑い夏の日の一時の清涼感。
とても嬉しい1日となりました。
徳光正子
ご挨拶をするなり、「石とは何だと思いますか。」と質問された。
何と返答しようかと思っていたら、
「石とは静けさです。
-閑さや岩にしみ入る蝉の声-
岩とは石の事です。
静けさが最も失われている時代です。
静けさは人の心をいやすものです。
花外楼の建物は静けさがあればそれだけでいいのです。」とおっしゃった。
-黙ってあなたの言葉が聞こえるように-
学生時代に感動したマックス・ピカートの世界を、初めて言葉を交わす出江先生から再び聞くことのできた幸い。
そして、今のこの時機に与えられた「静けさ」という言葉との出会い。
暑い夏の日の一時の清涼感。
とても嬉しい1日となりました。
徳光正子
2014年8月4日月曜日
親子体験食味学習会
2014年7月24日木曜日
2014年6月14日土曜日
2014年6月1日日曜日
花外楼大坂城店 慶びのお席
2014年4月19日土曜日
2014年4月1日火曜日
桜花爛漫
大川沿いの桜が見ごろを迎えました。
今年の桜は開花から満開になるまでの期間が短いそうです。
花外楼大坂城店からも桜をお楽しみいただけます。
花外楼大坂城店個室からの眺め
今年の桜は開花から満開になるまでの期間が短いそうです。
花外楼大坂城店からも桜をお楽しみいただけます。
大坂城公園の桜を楽しみがてら、是非お立ち寄りくださいませ。
2014年3月19日水曜日
花外楼大坂城店オープン
本日3月19日ホテルニューオータニ3階に花外楼大坂城店がオープンいたしました。
どのお席からも大阪城が見られ、これからの季節は大川沿いに桜をお楽しみいただけます。
これからお出かけに良い季節となります。お花見がてら是非お立寄りくださいませ。
2014年2月14日金曜日
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