花外楼ホームページ

2013年12月5日木曜日

祝 和食世界無形遺産登録

和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。日本の食卓では、簡単に作れる洋食が好まれ、手のかかる和食は敬遠される傾向ですが、世界では和食がとてもヘルシーな食事として注目されています。日本では、四季折々さまざまな農産物や海産物がとれ、食事で四季を楽しむことができ、見た目にも夏は涼しく、冬は暖かくと季節を演出することができます。また、おせちや雛祭りなどの節句には食材に意味をこめて無病息災などを願います。
世界無形遺産に登録されたことで、和食が注目され、今一度日本の伝統文化が見直される機会になればと願うところです。
私共も、食事を提供するだけでなく、日本料理の良さを少しでもお伝えする努力をしていきたいと思っております。

2013年11月20日水曜日

今宮戎神社 十日戎献茶祭のご案内


年の初めに商売繁盛と健康祈願を祈る十日戎。大阪の今宮戎神社では十日戎に先立ち、八日に表千家お家元による献茶式が執り行われ、北浜の大阪美術倶楽部にて、副席(薄茶席)と、展観席が設けられ、お正月らしい華やかなお茶会が催されます。
花外楼では、十日戎献茶祭のお茶券(¥15,000)をお取り扱いさせていただいております。
ご興味のある方は花外楼北店06-6231-7214までお問い合わせくださいませ。

2013年11月5日火曜日

大阪市立美術館 特別展

現在、大阪市立美術館で「再発見-大阪の至宝」という展覧会が開催されております。
大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪城天守閣等の大阪の美術館、博物館が所蔵する美術コレクションなど、国宝、重要文化財を含む他分野にわたる約160点が展示されております。古くは豊臣秀吉などの天下人や、豪商たちが「事・物」の集積を担いました。近現代になると経済界の人々が自らの趣味で多種多様なコレクションを行い、それらは大阪市立美術館に寄贈され、また、私設の美術館や博物館を創設し展示されております。
あらゆるジャンルの美術品を観ることが出来、とても見ごたえのある展覧会です。
また、会場で「審美眼の彼方に~コレクションの真価~」というビデオが放映されておりますが、
冒頭に、京都の絵師からも贔屓にされ、直筆の名品が数多く残されている料亭として、花外楼が紹介されております。
芸術の秋、是非お出かけ下さいませ。



2013年10月28日月曜日

大阪商業大学商業史博物館 展覧会 展示風景

大阪商業大学商業史博物館は大阪商業大学の正門を入り、左手奥、谷岡記念館の中にあります。谷岡記念館は昭和初期の建造物である旧校舎を移転・復元し、国の登録有形文化財に指定されており、古き良きものを観るのにふさわしい雰囲気を醸し出しています。


2013年10月23日水曜日

大阪商業大学商業史博物館 展覧会

大阪商業大学商業史博物館で開催されている「花外楼-老舗の一品」が各紙の地方版に紹介されました。花外楼の書画が一同に見られるまたとない機会です。是非、足をお運びくださいませ。



産経新聞 平成25年10月11日(金)朝刊
産経新聞 平成25年10月11日(金)朝刊
 
朝日新聞 平成25年10月9日(水)朝刊




















毎日新聞 平成25年10月17日(木)朝刊

 

2013年9月24日火曜日

花外楼 老舗料亭の一品

大阪商業大学商業史博物館にて「花外楼 老舗料亭の一品」という展覧会が開催されます。
この展覧会は、『暖簾の重み~浪花商法の魅力~』という企画の一環で、その他、基調講演、連続講座、公開シンポジウムが行われます。女将徳光正子が、連続講座に講師として、公開シンポジウムにパネリストとして参加致します。
詳細は下記のとおりです。講座やシンポジウムの参加方法など詳しくは商業史博物館ホームページhttp://moch.daishodai.ac.jp/index.htmlをご覧ください。

『暖簾の重み~浪花商法の魅力』
大阪商人の信用と伝統として「のれん」の重みを再考することは、本学にとって温故知新につながる研究の第一歩となるだろう。こうした観点に立ち、大阪で百年以上続く老舗企業の連続講座とともに、受け継がれた一品(書画)により老舗が有する文化的側面を紹介する。合わせて開催されるシンポジウムでは老舗の魅力だけではなく今日的な課題を提示することにもなるだろう。(パンフレットより)

***花外楼-老舗料亭の一品***
平成25年10月9日(水)~11月30日(土)
開館時間:午前10時~午後4時30分
休館日:日曜日 祝日
観覧料:無料
 
***連続講座(全4回)***
「継続は力なり―百年企業に学ぶ―」
9/28(土) 「小大丸―呉服の風習いまむかし」
10/5(土) 「花外楼―いま昔そして未来―」
       講師 徳光正子(花外楼女将)
10/19(土)「暖簾の味―昆布の真正―」
10/26(土)「双美人の系踏―中山太陽堂の経営と文化事業―」
時間 午後2時~3時30分
会場 GATEWAY 4階 ネットワークレクチャールーム
受講費 全4回 2,000

***公開シンポジウム***
「暖簾の重み―浪花商法の魅力
111日(金)午後2時~3時30分
参加費 無料
会場 大阪商業大学ユニバーシティホール蒼天

大阪商業大学
577-8505 東大阪市御厨栄町4-1-10 
TEL06-6785-6139
 

2013年9月18日水曜日

会長 徳光憲 お別れの会 

9月3日にホテルニューオータニ大阪にて執り行いました、会長 徳光憲のお別れの会にご参列いただきまして、誠にありがとうございました。
本店のロビー玄関に座ってお客様をお迎えしていた会長が、お店に顔を出さなくなってからも「元気にしておられますか」と、よくお尋ねいただきましたが、お別れの会には1,000人もの方々に参列いただき、多くの人々に愛されていたのだなと改めて痛感いたしました。
当日は、花外楼と会長の歩みをまとめた思い出の映像をスクリーンに映し、表千家お家元からの色紙や手作りのお茶碗などを並べて、会長を偲んでいただきました。
皆様本当にお世話になりありがとうございました。会長の人との出会いを大切にする気持ちを引き継ぎ、これからも精進して参りたいと思います。どうぞ今後ともよろしくご指導、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

                                          日本料理 花外楼
                                              徳光孝信
                                              徳光正子  

2013年9月13日金曜日

個展 御礼

コスモスを渡る風はもう秋
先日は、お忙しい中個展会場にお越し下さりありがとうございました。
本年は私にとりまして公私ともに原点に戻り、人生のひとつの節となるべき年なのではないかと思い、つたない技量も顧みず個展を開催致しました。
多くの方々からあたたかいお言葉やお励ましをいただき感謝いたしております。
こんなに嬉しいことはございません。心より厚くお礼申し上げます。
頂戴したご声援を糧に新しい歩みを始めて参りたいと思っております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
        

           言い尽くしませぬ程のいっぱいの感謝をこめて
                         日本料理 花外楼
                           女将 徳光正子


2013年8月29日木曜日

個展 -惜別そして旅立ち-

昨年末に、今年は何か節となる年になるような気がして、急に個展をしてみようかとの思いが湧いて参りました。思えば昔、はじめて個展を試みたのも人生の一区切りを記念にしたいと思ったからでした。たった一度のつもりが応援して下さる方もあって、細々とライフワークとして続けてきたのですが、気が付けば13年間も絵を描いてはいなかったのです。精神的にも、時間的、物理的にも、そんなゆとりを失くしていたのかもしれません。それがふっと「やってみようか」との思いが与えられたのです。
普段は1年前には予約しなければ会場がないにもかかわらず、まるで待っていてくれたかのように調度1週間だけ残っていました。
そんな訳で、今までの作品を中心に油絵の個展を致します。お近くにおいでの折にはご笑覧いただけたら幸いでございます。


                                  -----日本料理 花外楼-----
                                        女将 徳光正子

2013年8月5日月曜日

親子体験食味学習会

8月3日(土)、社団法人国際観光日本レストラン協会主催による、「料亭体験『花外楼でおいしく学びましょう』」という、小中学生と親御さんを対象にしたイベントを開催致しました。
料亭らしさを感じてもらうということで、お座敷に高膳というスタイルで、女将が料亭とはどういった所か、日本料理のマナーなどについてお話させていただき、明治時代の大福帳も実際に見ていただきました。
終始和やかな雰囲気で、参加した子供たちからは「料理がとてもおいしかった」、「歴史がよくわかった」、「昔の大福帳が見られて良かった」などの感想を言っていただきました。
イベントの最後には全員で記念写真を撮り、夏休みの楽しい1日となりました。




2013年7月29日月曜日

歴史ミュージアム

7月27日に北店にて、花外楼歴史ミュージアムを開催致しました。アサヒビール株式会社大阪統括支社副支社長の山本泰利様を講師に迎え、会社の誕生から、現在までのアサヒビール株式会社の歴史や、スーパードライの誕生秘話など、大変興味深いお話をしていただきました。
参加していただいた皆様には、講演中もビールをお楽しみいただきながら、普段の歴史ミュージアムとはまた違った雰囲気で講演を聞いていただきました。
8月の歴史ミュージアムは、守部喜雅様に「新島襄と八重の愛と勇気ある人生」というテーマでお話ししていただきます。ちょうど大河ドラマの「八重の桜」も明治時代に入り、幽閉されていた兄、覚馬と再会を果たし、いよいよ舞台は京都に移り新島襄への出会いへとつながっていきます。
まだお席がございます。是非、ご参加くださいませ。











2013年7月19日金曜日

ビールを愉しみませんか(7月花外楼歴史ミュージアム)

毎日厳しい暑さが続いております。
しばらくお休みをしておりました花外楼歴史ミュージアムでございますが、今月より北店にて再開する運びとなりました。今月は、アサヒビールの生い立ち「スーパードライの誕生秘話と現在に至るまで」というテーマで、ビール業界の熱き戦いを、アサヒビール株式会社大阪統括支社副支社長の山本泰利様にお話をしていただきます。ビールと共に講演をお楽しみいただきたいと思っております。アサヒビール様のご協賛により生ビールやソフト飲料をご用意しておりますので、お好きなだけお愉しみ下さい。
暑気払いに是非ご参加くださいませ。

2013年7月13日土曜日

天神祭 御迎人形

今年も、花外楼北店に御迎人形が到着いたしました。
元禄期、天満宮の氏子たちは町ごとに豪華絢爛の大形人形を造り、御迎船に飾りました。
これを御迎人形と申します。
今年は、日本書紀や古事記に登場する素戔嗚尊(スサノオノミコト)です。天照大神の弟で、天の岩戸事件を起こし高天原から追放され、出雲へ降り、八岐大蛇を退治し、天叢雲剣を天照大神に献じたと伝えられております。
7月末までロビーに飾っておりますので、ご覧になりたい方はお出かけくださいませ。



2013年7月11日木曜日

花外楼あべのハルカスダイニング

花外楼あべのハルカスダイニングがオープンして1カ月が経とうとしております。
プレオープンの日から、ご贔屓のお客様はもちろん、新しいお客様にもたくさんご来店いただき感謝申し上げます。新しいメニューの大地の恵(いろいろ野菜と釜炊き御飯)も大変ご好評をいただいております。お気軽にお食事をしていただけるテーブル席や、ご慶弔のお席には個室(掘りごたつ式)もございます。また、個室をつなげて20名様までのご宴会も可能ですので、同窓会や会社のご宴会等に是非ご利用くださいませ。
ホームページの更新が遅れておりご不便をおかけしております。今しばらくお待ちくださいませ。

 

2013年6月4日火曜日

花外楼あべのハルカスダイニング 6月13日オープン

いよいよあべのハルカス近鉄本店タワー館のオープンが近づいてまいりました。
さて、花外楼あべのハルカスダイニングですが、装いを変えて、新しい花外楼をお楽しみいただきたいと思っております。
お席はテーブル席、掘りごたつ式の個室がございます。また、個室には天王寺公園を一望できるお部屋もございます。
是非、ご利用くださいませ。
尚、オープン当初はご予約をご遠慮申し上げております。あしからずご了承くださいませ。



  






                  
                          




2013年5月27日月曜日

歴史ミュージアム

5月25日に久しぶりとなります花外楼歴史ミュージアムを大淀別邸で開催致しました。
今回は、神戸大学大学院人文研究科准教授で美術史家である宮下喜久朗先生を講師に迎え、「西洋美術と食」というテーマでお話しいただきました。キリスト教において食は神聖なものとしてとても重要な意味を持ち、レオナルド・ダヴィンチの『最後の晩餐』を始まりとして、西洋美術では飲食風景や食物が描かれるようになったという大変興味深いお話をしていただきました。
 しばらく、歴史ミュージアムをお休みしておりましたが、今後開催する予定で企画をいろいろと考えております。詳細が決まりましたらホームページにてお知らせさせていただきます。どうぞ、ご期待下さいませ。


2013年5月15日水曜日

中之島公園

中之島公園のバラが見ごろを迎えました。
色とりどりのバラが目を楽しませてくれています。




2013年5月9日木曜日

花外楼北店のお献立(5月)

中之島公園のバラが、いよいよ美しい時期を迎えようとしております。
花外楼北店の5月のお献立(夜)の一例をご紹介させていただきます。

先  付  蓮芋 ちぢれ蛸 陸ひじき 針茗荷 旨酢
       湯葉 セロリ塩炒め 生雲丹
       厚焼卵 才巻海老 鯛の子ゼリー
       菖蒲百合根 煮梅 鮴山椒煮
       鯵粽寿司 一寸豆真砂和え
煮  物  オコゼ 梅肉 新生姜葛豆腐 青身 柚子
御 造 り  鯒 車海老 トロ 立烏賊
凌  ぎ  寄せ陸蓮根 蓴菜 毛蟹 蒸し鮑 花穂
焼   物  油目木の芽焼 辛子蓮根
強  肴  ホワイトアスパラ 牛シャブ肉
       ヤングコーン ドライトマト 胡麻だれ
焚   合   賀茂茄子 新小芋 焼穴子 隠元 針生姜
ご  飯  白飯 湯桶 香の物
デザート    びわ 小夏 チェリー

2013年4月15日月曜日

端午の節句

新緑の美しい季節となりました。間もなく端午の節句です。
端午の節句は、中国の風習で青葉の茂ったこの時期に薬草を採り集める日とされ、薬草の一つである菖蒲で酒を造って飲み邪気払いをしたものが日本に伝わり、菖蒲や蓬を軒先にさして邪気を払う日となりました。後に鎌倉時代頃から、菖蒲が尚武に通じる事から男の子の成長を祈る儀式へと変化していきました。
花外楼北店では、武者人形をお飾り致しました。


2013年4月4日木曜日

花外楼北店のお献立(4月)

桜が満開となり目を楽しませてくれています。
花外楼北店の4月のお献立(夜)の一例をご紹介させていただきます。


先  付  山葵菜 車海老 鯛白子 生雲丹 桜花
煮  物  油目葛打 花葩豆腐 蓬白玉 こごみ 木の芽
御 造 り  春告魚 トロ 烏賊 伊勢海老
       あしらい一式
凌  ぎ  蛤油焼桜蒸し 筍 蕗 あおさ海苔あん
焼   物  笹鰈一夜干し 蕗伽羅煮 菜種 山牛蒡
強  肴  のれそれ梅おろし
       厚焼卵 筍照焼 鯛の子
       平貝油焼 飯蛸 パンフォアグラ
       サーモンチェリー ローストビーフ
焚   合    朝掘筍 焼穴子 若牛蒡 木の芽
ご  飯  白飯 湯桶 香の物
デザート  マンゴームース オリーブ 一寸豆 苺 デコポン 桜ジュレ

2013年3月30日土曜日

桜花爛漫

桜が見ごろを迎えました。
花外楼北店周辺の桜も美しく咲いております。    
                          

天満橋周辺







 


     
 

                   

大阪市中央公会堂

中之島図書館


2013年3月19日火曜日

桜便り

東京に続き和歌山でもソメイヨシノの桜が開花したそうです。今年は例年よりも早く桜が見られそうです。
花外楼北店の周辺の桜が見られるスポットをご紹介します。淀屋橋の中之島図書館正面玄関前に桜の木があり、モダン建築と満開の桜はなかなか素敵です。また、梅田のお初天神境内の桜も街の喧騒を忘れさせてくれます。少し足を延ばせば天満橋、桜ノ宮あたりの大川沿いの桜や、大阪城公園もあります。
また、今年の造幣局の通り抜けは4月16日(火)から22日(月)までです。http://www.mint.go.jp/enjoy/toorinuke/sakura-osaka.html
お花見がてら、是非花外楼北店をご利用くださいませ。

2013年3月13日水曜日

花外楼北店のお献立(3月)

日差しに春の陽気が感じられるようになりました。
花外楼北店の3月のお献立(夜)の一例をご紹介させていただきます。

先  付  菜の花 炙り干し子 牛肉網焼
       のれそれ梅おろし 土筆
       鯛白子 一寸豆 鯛酒盗掛け
煮  物  油目葛打 蓬白玉 白木耳 
       こごみ 花葩人参 木の芽
御 造 り  茂魚 トロ 伊勢海老 海松貝
凌  ぎ  蛤油焼白蒸し 笹がき牛蒡 葱 
       海苔吸 ぶぶあられ 
焼   物  のどぐろ味噌漬 蕗の唐田楽 
                   柿ゆべし 花葩百合根
強  肴  山葵菜 白魚筏 車海老   蒸し鮑 生雲丹 割醤油
焚   合   独活白煮 筍 鯛の子 焼穴子 若牛蒡 木の芽
ご  飯  白飯 湯桶 香の物
デザート    マンゴー 苺

2013年3月8日金曜日

4月文楽公演

昨年は文楽が大変話題となりました。
花外楼北店の店頭にて、4月文楽公演のパンフレットを置いております。このパンフレットには観劇料5,800円が5,000円になる観劇割引券が付いております。
文楽は難しいものとして敬遠されがちですが、舞台上部に字幕がでますし、パンフレットやイヤホンガイドもありますので、初心者でも解りやすく観賞できます。
文楽は、「大夫」「三味線」「人形」が一体となって創り上げられる伝統芸能ですが、腹の底から響く大夫の語り、心にしみる三味線の音色、三人の人形遣いが見事な呼吸で操る人形は一見の価値ありです。
4月の公演は、昼の部が「伽羅先代萩」、「新版歌祭文」、「釣女」、夜の部が「心中天網島」で、どれも見どころいっぱいです。是非お出かけください。

2013年3月4日月曜日

雛祭り

寒さもようやく一段落を迎えようとしております。
さて、先日初節句のお祝いをされるお客様が来られました。床の間にお雛様の掛軸を、その横にお雛様を飾らせていただきました。
初節句のお祝い膳のお献立を紹介させていただきます。

先  付  赤貝 鳥貝 沼田和え
       のれそれ梅おろし 土筆
       鯛白子 一寸豆 鯛酒盗掛け
煮  物  春告魚葛打 蓬麩 白木耳 
       こごみ 花葩人参 松葉柚子
御 造 り  鮃 マグロ 車海老 海松貝
凌   ぎ  赤飯 
       白魚筏天麩羅 薄井あん掛け 
焼 八寸  厚焼卵 飯蛸 菜種サーモン 蕗の唐田楽 パンフォアグラ
       牛肉ちり酢 花葩百合根 いかなご釘煮
       鯛木の芽焼 黒豆松葉金箔 芹胡麻浸し 柿ゆべし
焚     合  春大根 鯛の子 筍 若布 焼穴子 若牛蒡 木の芽
ご  飯  蛤御飯 うすい豆
       海苔吸 ぶぶあられ
デザート    伊予柑 苺 アロエ キウイ セルフィーユ オレンジゼリー掛け 


























表千家13代即中斎賛 「春風来」
須磨夏郷筆

2013年2月14日木曜日

桃の節句

3月3日は桃の節句でございます。「桃の節句」というのは、旧暦の3月3日が桃の花の咲く時期という事もありますが、中国伝来の思想で、桃には魔よけの力があるという考え方があり、邪気払いをする上巳の節句が桃の節句になりました。この桃の節句には、古くは桃の花を愛でたり、桃の花を浮かべた酒を飲んだりして楽しみ、桃の葉を入れたお風呂に入って無病息災を願ったそうです。
花外楼北店では、お雛様をお飾り致しました。
向かって右に男雛、左に女雛を配置しておりますが、これは唐時代の中国や日本では、古来左が上位とされており、お雛様の並べ方もそのような並べ方が定着しておりました。大正以降、天皇が皇后の右側に立つことが多くなり、関東風の並べ方はこれに倣ったものです。
私共は関西の習わしに従い、お雛様をお飾りしております。


2013年2月8日金曜日

花外楼北店のお献立

お客様からの花外楼北店へのお問合わせで、お献立の内容を詳しく知りたいとおっしゃられる方がおられます。しかし、私共はその時々の旬の食材を使い、お客様に合わせてお献立を作らせていただいております。今月の夜のお献立の一例を紹介させていただきます。


先   付:厚焼卵 鰯万年煮 稲荷寿司、
        蕗の唐田楽 飯蛸 身巻サーモン
           辛子蓮根 百合根えくぼ
        赤貝 水菜沼田和え
煮物椀:霙仕立て 甘鯛 白子豆腐 こごみ パプリカ 柚子
造   り:鮃 中トロ 伊勢海老
凌  ぎ:菜の花 河豚白子 生雲丹 山牛蒡 辛子醤油
焼 物:九絵汐焼 東山 千社唐松葉刺し
強 肴:若牛蒡 筍照焼 蛤油焼 白魚筏天麩羅 山の芋ソース
焚 合:海老芋 地鶏ロール 九条葱 針柚子
御 飯:白飯 湯桶  香の物
果 物:マンゴー 苺







2013年2月1日金曜日

新島襄と花外楼

今年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」は、新島八重が取り上げられております。新島八重の夫、新島襄と花外楼は縁がございます。
岩倉具視使節団の一員としてアメリカ、欧州を訪れた木戸孝允はアメリカで、通訳として随行していた新島襄(当時、新島はアメリカでキリスト教の伝道者になるため神学校に通っていた。)に出会います。その折、木戸は新島の教育論に感銘を受け、お互いに熱く意見を分かち合ったようです。後に新島は木戸を訪ねて欧州にも出向きます。そして、帰国後は木戸が大阪会議のため大阪入りする情報を得て、木戸の常宿でもあった加賀伊(現 花外楼)を訪れます。もともと新島は大阪に学校を建てたいと望んでいたのです。木戸は学校建設に協力するため、当時加賀伊に集っていた重臣たちとの仲を取り持ち、また、大阪の実業家磯野小右衛門に公園建設の為の費用を新島の学校創設のために用いることを承諾させます。木戸は、新島の「国造りは人造り、人造りの土台は教育」との」考えに深く感慨を覚えたのです。明治8年1月、木戸と新島のもう一つの大阪会議です。

2013年1月17日木曜日

花外楼本店

花外楼本店のビルの建て替え工事の進捗状況ですが、ボーリング調査等で工事が少し遅れておりますが、解体が進み、周りのビルに比べて随分と低くなりました。