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2024年3月9日土曜日

第89回おたのしみ会クレマチス

 本日、第88回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、大阪商業大学公共学部教授の明尾圭造様に『西山派の魅力~大阪画壇の粋』というテーマで講演をしていただきました。
近年、京都の四条派に対して、大阪にも西山派あるいは船場派なる画壇の存在が内外で脚光を浴びています。100年以上も前から作品収集を続けている大英博物館では多くの大阪画壇を確認することができます。しかしながら、ご当地大阪では、近年ようやく大規模博覧会が開催されるようになりましたが、それまでは注目されることが無く忘れ去られたものとなっていました。
幕末明治から戦後にかけて全国に知られた西山芳園と完瑛を中心に、西山派の魅力、大阪画壇の粋について、どうして世間から忘れ去られてしまったのかなど、お話をしていただきました。明尾先生には、西山芳園と完瑛の掛け軸と資料をご持参いただき、市田朝芳庵様から西山完瑛の三社図(伊勢神宮・春日大社・石清水八幡とそれぞれの神の遣い、鶏・鹿・鳩が描かれています)をご持参いただき、お客様にご覧いただきました。食事の後には、三社図を蓬莱山の掛け軸に掛け替えてご説明をしていただきました。皆様、明尾先生のお話に熱心に耳を傾け、まだまだ聞き足りないようでした。




 



2024年3月4日月曜日

船場のおひなまつり テラスにて抹茶と和菓子

 2月26日(月)から3月3日(日)まで、船場界隈で船場のおひなまつりというイベントが開催されました。当店もそれにちなみ、今回初めて2日(土)限定で1階テラスにて抹茶と和菓子を召し上がっていただく企画を催しました。和菓子は、当社社長が手作りした団子にあんこをまぶして最中の皮で包んだものと、金平糖。金平糖は珈琲や柏原ぶどう、ブルーベリーなど味も色とりどり。
どちらのお菓子もお客様に好評で、おいしかったと喜んで頂きました。
昔からの手あぶりを用意したり、希望の方にはお部屋をご覧いただいたりと。
真冬に逆戻りの寒い1日でしたが、皆様楽しんでいただいた様子で感謝です。







2024年2月17日土曜日

第87回おたのしみ会クレマチス

 本日、第87回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、千里金蘭大学名誉教授の生形貴重様に『伊達政宗と茶の湯-利休最後の弟子』というテーマで講演をしていただきました。信長時代から下克上を生き抜いた武将たちは利休を慕い、その茶の湯の弟子となっていました。伊達政宗もその一人です。伊達政宗は、利休自刃の前年、小田原で利休の弟子となり豊臣秀吉から赦されました。しかし、その時利休は病気で政宗に会うことは叶いませんでした。
二人が直接会ったのは翌年の二月に政宗が上洛した時です。政宗の上洛を迎えに行ったのが利休で、この日からほぼ1週間、政宗は茶の湯を利休から学びました。そして、突然利休の切腹事件が起きます。たった1週間の利休の教えでしたが、政宗は利休の教えを深く理解し、江戸時代初期の優れた大名茶人となりました。戦国を生き抜き、茶の湯に政宗が求めたもの。利休の政宗への思いはどのようなものだったか、お話をしていただきました。 




2024年2月7日水曜日

ひな人形

 ロビーにてひな人形をお飾りいたしました。
あわせて、先代たちが折々に買い求めた、お人形やお飾りも展示致しました。